スタッフ紹介

これまでのランドワークス

同じ会社で働いていた渡辺（常務）に誘われ、会社を設立してから30年。 当然ながら色々ありまして、決して順調な30年ではありませんでした。

大きく会社が変わったきっかけになったのが、8年ほど前に家族を亡くしたことでした。 今までそこにあったものが突然なくなることが全く想像出来なかった。そう言った事情もあり、今まで仕事一辺倒だった僕が、家庭を見るようになり、大きく生活が変わりました。

社員にも、まずは家庭を、そばにいる人を大切に、その先に仕事があるということを伝えました。優先順位が変わりましたね。 その後、徐々に働き方も変えていきました。

以前は年末も大晦日まで働いていましたが、年末年始に３週間ほど休みを大きく取るようになりました。3週間休んでも売り上げはさほど変わりませんでした。ですから、12月と1月はシーズンオフであると割り切ることに。
最初の1週間は身体を休め、次の1週間は家族と、最後の1週間は次の仕事に向けての準備を、というように。
３週間も仕事をしなければ、一度気持ちがリセット出来て、メンタルが壊れないような仕組みができたました。
次に、完全週休2日制にして毎週水曜日と木曜日を休みにしました。

こうして、社員自身の基準、優先順位が変わることで、お客様に対しても、数字ありきではなく、お客様の目的ありきで提案できるようになってきているように思います。

売りたいのは目的じゃなく、手段

売却のご相談にいらしたお客様に「本当に売りたいですか？」とお聞きすると、「実は売りたくない」ということがあります。
お話を聞いてみると、職場が変わり、可処分所得が減って住宅ローン返済が不安になってしまい、家の売却を決めたとのこと。
私は「銀行に相談してはどうか？」と提案しました。条件を変えればローンが減額できるかもしれないからです。そうなれば少し気持ちも変わるから、それからゆとりを持って売却または賃貸にするなど検討することができます。

家を売るのは“手段”であって “目的”ではありません。
しかし、それを勘違いしている方がとても多い、と感じます。

私たちは、まずお客様の“目的”を確認します。そして、本当に今やるべきことなのかどうかをアドバイスします。
売る必要がない人が売らなくていいし、買う必要がない人が買わなくてもいい。

ランドワークスとしては、売上にならないこともありますが（笑）。
そういえばあの会社いい会社だったよ、いいアドバイスしてくれたよ、とどこかで一言言ってくれたら。それを積み重ねていけば、会社としてもっと強くなるんじゃないか、そう信じています。

ランドワークスのこれから

ランドワークスは今年30周年を迎えますが、特に何か周年記念をやることは考えていません。
100m競争でもマラソンの42.195kｍでも、ゴールでは止まらないですよね。
止まる、と思ったらスピードが落ちます。だから周年記念はやりません。
サラっといつも通りに過ぎ去っていきたいですね。

30年経って、会社はとてもいい感じになっています。
いい人材が揃ったなという印象。本当にみんなの成長ぶりが素晴らしく驚いています。

そして、新しい分野にも着手していますが、メンバーもとても充実している様子です。
まだまだ、お客様の役に立てることのできる分野があったんだなと感じているところです。
誰かの役に立てるというのはとても嬉しいですし、自分にとっては、もはやライフワークに近いかなと思っています。

今後の課題としては、僕も今年60歳になりますし、自分の責務や業務を引き継いでくれる人材を育てること。
会社が継続しないと、お客様へのアフターサービスが出来なくなりますからね。